『君の名は。』で英語学習 冒頭の引用で美しいセリフを楽しみながら英語学習
君の名は。のDVD&ブルーレイ発売とレンタルが開始されて、心おきなく繰り返し見れる環境が整いましたね。好きは人はそれこそ一日一回は観るのではないでしょうか。
君の名はのDVDとブルーレイには英語の字幕が入っています。繰り返し見るほど好きな人こそ、この機会についでに英語を勉強しちゃいましょう。日本語と英語の伝え方の違いなど、比べてみると結構面白いです。
僕は最初にDVDで見たのですが、映画館で見ておけばよかったなと後悔しました。すごく面白いのですね。B型の性であるあまのじゃく気質を呪います。
個人的には村上春樹さんの『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』という短編小説を思い出しました。すごく短い話ですが、君の名はが好きな人は読んでみるといいかもしれません。『カンガルー日和』という短編集に収録されています。
さてまずは冒頭部分からです。
Once in a while when I wake up.
朝 目が覚めると
I find myself crying.
なぜか泣いている そういうことが 時々ある
The dream I must have had I can never recall.
見ていたはずの夢は いつも思い出せない
But…
ただ…
But…
ただ…
The sensation that I’ve lost something
何かが消えてしまったという感覚だけが
lingers for a long time after I wake up.
目覚めてからも 長く 残る
I’m always searching
ずっと
for something, for someone.
何かを 誰かを 探している
This feeling has possessed me I think from that day…
そういう気持ちに取りつかれたのは 多分 あの日から
that day when the stars came falling.
あの日 星が降った日
It was almost as if…
それはまるで…
as if a scene from a dream.
まるで 夢の景色のように
Nothing more, nothing less
ただひたすらに
than a beautiful view.
美しい眺めだった。
美しいですね。所々に歌詞とも小説の一説ともとれるような美しい言葉がちりばめられているのも魅力の一つですね。
この冒頭部分はなかったほうがサプライズは大きいかもしれませんが、2回目以降観るとなると断然あった方がいいです。
単語は難しい単語はなかったように思います。
linger ぐずぐず残る 残存する
ぐらいですかね。
では文です
Once in a while when I wake up.
I find myself crying.
once in a whileは「たまに」という意味ですね。whenは「~の時に」そしてそのあとにI find myself cringとあるので起きたときに、自分が泣いてるのを見つける。つまり泣いているということです。findは色々な意味があったり、広い意味があるので要注意です。頭の中でfind=見つけるとなっていると、つまづくことがあります。
The dream I must have had I can never recall.
The dream以下がどういうdreamかを説明しています。thatが省略されている(でいいのかな)のですね。mustなので「ちがいない」have hadはhaveが過去完了にするためのhaveでhadがhaveの過去形の動詞です。持っていたに違いない、見ていたに違いないですね。そしてそれが思い出せない。
英語字幕はかなりシンプルな英語が使われているので、楽しみながら英語学習する方はかなりおすすめです。日本語で何回も見た人は、英語字幕を観ながら見てみると新しい発見があって面白いかもです。
ただネックなのはやはり字幕の速さですね。僕も経験があるのですが、英語を読むのに慣れていないと、次々と出てくる字幕を全部読み切るのはまず不可能です。時々止めながら見るのですが、これだと物語の面白味が半減する。
しかしここはやはりある程度今までの見方とは違う見方をすると割り切って時々止めながら、わからない単語や文法は調べながら観ていくと勉強には非常に役に立ちます。逆に今まで見えていなかった部分も見えてきますよ。
好きな映画で英単語を勉強すると全然定着率が違います。そのシーンを思い出しながら復習しちゃいましょう。セリフをそのまま口に出して読んじゃうのが一番おススメです!
ほかのシーンもこれから細々とアップしていこうと思います。